【令和4年度改定】2022年度診療報酬改定のポイント整理(諮問~答申~告示の重要情報)

2021.7月14日更新(※最新情報を追加・編集していますので、いつでもご安心して閲覧いただけます)
 
本ページでは、2022年度診療報酬改定に向けた審議~諮問~答申~告示に関する重要情報を抜粋して整理していく予定です。
弊社は、最低限知っておきたい情報を厳選して掲載していくスタンスであり、余計な情報や劣化した情報に振り回される心配はありません。
随時、新しい情報を追加(編集)していきますので、適宜ご確認いただければ幸いです。
 
 
確認 Keyword

・2022年度 改定に向けた審議動向(9月まで)

・2022年度 改定スケジュール

(今後の掲載予定情報)

・改定の基本方針、改定率
・個別改定項目のポイント
・点数・算定要件・施設基準の告示情報および疑義解釈

 

■ 2022年度 改定に向けた審議動向(9月まで)

  • ここでは、2022年度改定に向けた審議動向を確認していきます。資料では現状整理と論点が確認されています。
  • 論点(各キーワード)が改定における見直し(プラス&適正化)のポイントになります。9月を目途にこれらの「意見の整理」をまとめていく予定となっています。
 
▼個別事項その1(2021.07.21)
-医薬品の適切な使用の推進
重複投薬、ポリファーマシー、残薬等への取組に対する診療報酬上の評価、バイオ後続品を含む後発医薬品の使用促進、フォーミュラリーの評価。
 
-働き方改革の推進
医療従事者の働き方改革の取組やこれまでの診療報酬上の対応を踏まえ、働き方改革の推進に対する診療報酬の在り方を検討。
 
-歯科用貴金属材料の基準材料価格改定
通常改定のほか、従来の4月、10月の随時改定(変動幅±5%を超えた場合)に加え、1月、7月の随時改定(変動幅±15%を超えた場合)の実施について検証。
 
-不妊治療の保険適用
関係学会の作成したガイドライン等に基づいて有効性・安全性等の確認を進める。先進医療等の保険外併用療養費制度の活用も検討。
 
▼調剤その1(2021.07.14)
薬局・薬剤師が対物中心の業務から対人業務へのシフトによる薬物療法や健康維持・増進の支援への一層関わりに対する評価。
かかりつけ薬剤師・薬局の普及の促進、多剤・重複投薬への取組、処方箋の反復利用オンライン服薬指導に対する評価が論点。
 
  • ▼コロナ・感染症対応その1(2021.07.07)
  • 診療報酬の特例措置の効果検証等を踏まえ、第8次医療計画に向けた医療提供体制の構築や感染症対策に関する取組が論点。
 
▼外来その1(2021.07.07)
外来機能の明確化・連携かかりつけ医機能の強化等の推進オンライン診療の初診に対する評価対面診療との関係を考慮した診療報酬上の取扱いが論点。

(今後の検討項目)
▼入院その1
▼在宅その1
▼歯科その1
 
 

■ 2022年度 改定スケジュール(予定と予測)

  • 2022年度診療報酬改定の審議は、ほぼ例年通りに「夏場から論点」を確認し、「秋口から個別改定項目」を詰めていくスケジュールが確認されました(下図)。したがって、答申や告示までの日程もほぼ前回同様になると予想され、以下のような改定スケジュールのターニングポイントがあげられます。
  • ただし、コロナ禍による審議の中断や停止といった予期せぬ事態が起きた場合、変更・見直しもあり得る点に留意していきましょう。
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  • (1)基本方針の策定、改定率の決定      :12月上旬に基本方針、改定率は12月中旬以降に決定
    (2)諮問および現時点の骨子(公聴会開催)  :1月中旬に諮問、1月下旬に公聴会開催
    (3)個別改定項目案の公表(点数なし短冊)  :1月下旬~2月上旬に議論
    (4)個別改定項目の決定(点数あり=答申)  :2月上旬
    (5)点数の算定要件など公表(官報告示)   :3月上旬
    (6)厚労省疑義解釈及び各団体Q&A     :3月下旬
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■ 2022改定の方向性=「前回踏襲型」&「コロナ対応」改定へ(予測)

  • どんな改定になる? 何がポイントになるのか?

  • 診療報酬改定は、ミクロ的には医療機関や薬局の経営を左右する側面がある一方で、医療費をコントロールしつつ、制度改革の施策を実行(誘導)するマクロ的な役割があります。
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  • 昨今の改定では、「健康寿命の延伸」を命題とした人生100年時代・20240年を見据えた「全世代型社会保障」の実現をメインテーマに、病院では病床再編に関わる「地域医療構想」の実現、医療従事者の負担を軽減する医師等の「働き方改革」を推進しつつ、2025年の実現を目指す「地域包括ケアシステム」の構築がキーワードとなっていました。診療所は「かかりつけ医&在宅機能」の推進と強化、薬局では対物業務を是正する「薬局ビジョン」の実現が改定の重要キーワードとなっていたため、関係する点数はインパクトのある改定ばかりだったと思います。
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  • 2022年度改定もこれらを踏襲した改定になることは明白であり(安倍政権から菅政権への継続)、これらに加え、「コロナ対応」が新たなキーワードになると予想されます(下図)。
 
 
 
そして、「コロナ対応」のメインオプションは目新しいものではなく、兼ねてより推進されている「デジタル化・ICT化」であり、くしくもコロナ禍により「デジタル化・ICT化」が加速されると思われる状況です。その理由は、感染予防にも推奨される非接触サービスの推進が「デジタル化・ICT化」に直結しているからです。業界に浸透してきたオンライン資格確認等システム、患者に浸透しつつあるマイナ受付は「データヘルス改革」の起点となるため、全体に波及させるための評価が予想されます。加えて、データヘルス改革の推進に直結する「オンライン形式の診療・服薬指導・会議・研修・情報共有」などもさらなる評価が期待されるところです。
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  • なお、医師等の働き方改革に関しては、2024年4月から医師の時間外労働の上限規制が適用される予定であり、タスク・シフト/タスク・シェアの規制緩和(今通常国会で成立予定)が進められたことで、チーム医療や業務移管に関する新たな評価が盛り込まれる可能性が高いでしょう。働き方改革における生産性向上や効率化の推進は、コロナ対応の「デジタル化・ICT化」に密接に関与し、相性の良い側面もあり、この点を意識して取り組んでいくことでプラス改定の恩恵を受けられると思います。
 
 
  • 待ったなしの改定に対応していくには?

  • 診療報酬改定は2年毎のイベントといっても過言ではありません。コロナ禍における2020年改定では、これまでの対面形式の改定説明会の風景が一変し、厚労省のYouTubeによる改定説明会が開催されました。わざわざその時間にその場所に聴きに行かなくとも、自分の好きなタイミングで視聴可能な時間をとればすぐに確認できる高い利便性を体感された方も多いはずです。コロナ収束の目途がつかず、対面に戻す理由も見当たらないため、2022年度改定もオンライン改正説明会になるのはほぼ間違いないでしょう。
 
上記の改定説明会のように、改定情報はネットですぐに誰でも収集できる時代となりました。そして、皆様の現場のニーズも大きく変化してきたことを感じます。端的にいえば、「何がどう変わる?」から「その変化にどう対応すればよい?」へと情報に対する見方が変わってきたように思います。
その変化への対応は、新たな取り組みが必要なものもあれば、現状を少しテコ入れすれば済むものもあり、現場や個々の状況に応じて千差万別だという印象です。そして、「なぜこの要件が求められているか?」を理解するには、前述したような「働き方改革」や「データヘルス改革」の主旨さえ理解していれば容易に対応できるものばかりです。
 
ネットではフェイクニュースから劣化した情報まで、様々な情報が散乱しているのが実情です。改定に対する対応策を練っていくには最新情報と向き合うことが大前提であり、対応策をご検討の際には、現場のソリューションニーズに対し、客観的なご意見番・アイデア出しとして定評のある「オンラインコンサルティング」をご活用いただければ幸いです。
(作成:ヘルスケア情報専任者 笹森昭三) 
 
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