2026年度改定に向けた課題整理「個別事項その12 後発医薬品、バイオ後続品の使用体制②」
2025/12/05
今回は、2025年12月5日開催の中医協総会において示された「個別事項その12 後発医薬品、バイオ後続品の使用体制②」についてまとめられた課題・評価の方向性を整理していきます。
■ 後発医薬品、バイオ後続品の使用体制②
▼後発医薬品の使用促進と安定供給
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【検討の方向性】 流通改善ガイドライン等を踏まえ、多くの医薬品を在庫管理する体制を含めた報酬上の評価をどのように考えるか。後発医薬品の使用促進の推進等の観点から、処方箋料、一般名処方加算等の評価のあり方についてどのように考えるか。
▼バイオ後続品の一般名処方、バイオ後続品の提供体制と診療報酬上の評価
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【検討の方向性】 バイオ後続品使用促進の観点から、バイオ医薬品に係る一般名処方マスタの掲載を検討してはどうか。併せて、バイオ医薬品についても一般名処方加算の対象としてはどうか。「バイオ後続品使用体制加算」の算定日見直し、薬局におけるバイオ後続品取扱体制の評価、患者への品質や有効性、安全性等の説明に関する評価をどのように考えるか。
(考察)
バイオ後続品の使用促進は、「医療費の効率化」「患者利益の最大化」「市場の健全な発展」という多角的な視点から、国にとって重要な政策課題であり、これまでより一歩踏み込んだ改定になるでしょう。
▼2026年度診療報酬改定のポイント整理

