2026年度改定に向けた課題整理「入院時の食費・光熱水費その2」
2025/12/03
今回は、2025年12月3日開催の中医協総会において示された「入院時の食費・光熱水費その2」についてまとめられた課題・評価の方向性を整理していきます。
■ 入院時の食費・光熱水費その2
▼入院時の食費に関する論点
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【検討の方向性】 2025年4月の引上げ検討期間以降、食料の物価が6.50%上昇していることを踏まえ、入院時の食費の基準額について、例えば1食当たり40円引き上げることとしてはどうか。
▼入院時の光熱水費に関する論点
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【検討の方向性】 介護保険における対応や近年の光熱・水道費の上昇を踏まえ、入院時生活療養費の光熱水費の基準額(総額)について、例えば1日当たり60円引き上げることとしてはどうか。
(考察)
インフレによる食費や光熱費などの生活コスト上昇への対応は、病院の経営努力だけではまかなえず、こうした値上げが不可欠です。ただし、患者負担にも関わる事項であり、低所得者への配慮措置に特に注視していきましょう。
▼2026年度診療報酬改定のポイント整理

