2026年度改定に向けた課題整理「個別事項その6 入院から外来への移行」
2025/11/07
今回は、2025年11月7日開催の中医協総会において示された「個別事項その6 入院から外来への移行」についてまとめられた課題・評価の方向性を整理していきます。
■ 入院から外来への移行
▼課題と論点
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【点数差の是正による外来移行の促進】臨床的に入院で実施する必要性が乏しい手術について、入院で実施した場合の点数と、病院の外来で実施した場合との点数差を縮小する方向で見直す。
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【短期滞在手術等基本料3の算定方法の統一】短期滞在手術等の算定方法が複数混在していることを踏まえ、病院がDPC対象病院であるかどうかにかかわらず、短期滞在手術等基本料3を算定するよう見直す。
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【短期滞在手術等基本料1の評価の見直し】 検査料等を包括した点数として設定されている短期滞在手術等基本料1について、その包括評価による効率化の限定性を踏まえ、診療の実態に見合った評価へ。
(考察)
主に短期滞在手術等基本料に関する議論においては、入院の必要性が低い手術(短期滞在手術等)の外来(日帰り)への移行を促進するための現状の課題の改善が論点になっています。
▼2026年度診療報酬改定のポイント整理

