医師の働き方改革検討会の初会合を開催、医師の時間外労働を議論(厚労省)
2017/08/07
厚労省はこのほど、8月2日に初会合を開催した「医師の働き方改革に関する検討会」の資料を公表した。
政府が6月に策定した「働き方改革実行計画」では、時間外労働の上限を原則45時間/月とし、労使が合意した場合は特例で平均60時間/月(繁忙期は100時間未満/月)とすることが盛り込まれた。上限を超えた場合には罰則が科される。
政府は、こうした働き方改革の関連法案を秋の臨時国会に提出し、平成31年度に改正労働基準法施行を目指している。
ただし、人手不足が深刻な「運輸」「建設」「医師」等においては、当面、上限規制の対象外とし、改正労働基準法の施行5年後を目途に規制の対象にする予定としている。「医師」に対する具体的な規制内容は、この検討会において審議して平成31年3月末までに結論を出す方針である。