基礎収支は20年度8.2兆円赤字見込み、平成30年度予算編成の方向性(政府)
2017/07/19
政府は7月18日、経済財政諮問会議を開催し、「中長期の経済財政に関する試算」を報告し、「平成30年度予算の全体像及び平成30年度予算の概算要求基準」について議論した。
「中長期の経済財政に関する試算」によれば、経済成長率を実質2%以上と仮定しても2020年度の基礎的財政収支は8.2兆円の赤字となるとの見込みが示された。
財政健全化のために、歳出改革の着実な推進とともに、持続的な経済成長が不可欠であり、経済成長を持続するためには、潜在成長力の引上げが課題であり、働き方改革や人材投資・生産性向上を通じたサプライサイドの改革が最重要課題であるとした。
平成30年度予算編成の方向性は、今回の予算の全体像を踏まえて、無駄な予算を排除するとともに、人材投資や生産性向上など真に必要な施策に予算が重点配分されるよう、メリハリのついた予算編成を進めていくとした。