厚労省はこのほど、「医療用麻薬適正使用ガイダンス 平成29年4月発行版」を公表した。

 

このガイダンスは、がん疼痛治療における医療用麻薬の使用と管理について、臨床における適切な緩和医療の積極的な実施とその際の医療用麻薬の管理のための簡便なマニュアルとして、日常の診療等の場で必要な事柄が容易に確認でき、活用できるよう作成されたものである。

 

医療用麻薬によるがん疼痛緩和の基本方針や慢性疼痛の治療方針のほか、医療用麻薬の使用方法、処方・交付、入院中における自己管理及び自宅における患者・家族による管理等が整理されている。

 

在宅で療養するがん患者の増加が見込まれる中、薬局薬剤師が医療用麻薬を取扱ううえで重要な資料となる。