薬価算定時の原価計算、製薬メーカーの高い営業利益率の設定を問題視(厚労省)
2017/04/13
厚労省は4月12日、「中医協薬価専門部会」を開催し、新薬の薬価算定方式に係る「原価計算方式」について議論した。
類似薬が存在しない新薬の薬価算定は「原価計算方式」が適用され、平成28年度は一般管理販売費率45.9%、営業利益率14.6%、流通経費率7.0%に設定されている。
委員から原価に上乗せする一般管理販売費や営業利益の水準が一般企業に比べて高く、製薬企業を優遇する価格設定になっているなどと問題視する意見が挙がり、研究費に見合ったリターンや製薬産業におけるリスク等を勘案しながら、原価計算の妥当性を検討していくことになった。