DPC導入の影響を調べた「平成27年度退院患者調査」の結果を報告(厚労省)
2017/02/13
厚労省は2月9日、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催し、DPC導入の影響を調べた「平成27年度退院患者調査」の結果を報告した。
調査は、DPC対象病院1,580施設、DPC準備病院264施設、出来高算定病院1,347施設に対し、平均在院日数や退院時の治癒または症状の改善などについて実施した。
平均在院日数は直近5年間ほぼ横ばいで推移して12~13日前後となり、DPC対象病院I群では13.36日、II群で11.95日、III群は12.53日となった。
退院時の治癒または症状の改善の割合はI群78.0%、II群80.3%、III群81.9%だった。退院先が「自院の外来」の割合はI群83.1%、II群73.9%、III群70.6%、「転院」はI群5.6%、II群7.3%、III群6.1%、「予期せぬ再入院」はI群2.2%、II群2.7%、III群3.2%などの結果となっている。