患者申出療養制度の創設後の進捗を確認、追加実施医療機関を公表(厚労省)
2017/02/07
厚労省は2月6日、患者申出療養評価会議を開催し、制度創設後の進捗を確認した。患者申出療養は、困難な病気と闘う患者の思いに応えるため、先進的な医療を患者の申出により安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医療機関で迅速に受けられるようにした制度である。
本制度は保険外併用療養費制度に位置づけられ、「混合診療」を無制限に解禁するものではなく、国民皆保険の堅持を前提としている。治験、先進医療といったこれまでの評価療養制度のもとでは先進的な医療にアクセスできなかった患者も一定の要件のもとで当該医療を受けられる。患者申出療養の登録軒数は、大学病院を中心に追加実施医療機関が徐々に増えてきた。