プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)導入マニュアルを公表(JSPHCS)
2016/06/27
日本医療薬学会(JSPHCS)はこのほど、プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)導入マニュアルを公表した。
チーム医療の原則として、医師、薬剤師をはじめとした各医療スタッフが情報を共有し、互いの役割を熟知し、役割の分担や業務手順を明確化することが重要である。PBPMの実践には医療課題の抽出、解決案の討論、各職種での役割分担、分担規則の決定、情報の共有化など、多段階的・多角的なステップを考慮する必要がある。
本マニュアルでは総論と各論8つが整理され、総論では学術的にPBPMの標準的な手順や必要項目を明らかにし、各論では代表的事例が示されている。薬剤師を活用したチーム医療を実践する手助けとして、限られた施設で運用する場合は、支障のない範囲で多くの手順や承認を省き簡略化できるとしている。