医師需給分科会の中間とりまとめ、医師偏在対策の必要性を確認(厚労省)
2016/06/07
厚労省は6月3日、医療従事者の需給に関する検討会の医師需給分科会における中間とりまとめを公表した。
検討会では、今後、高齢化が一層進む中で、人口構造の変化や地域の実情に応じた医療提供体制を構築するため、地域医療構想との整合性の確保や地域間偏在等の観点を踏まえ、医療従事者の需給を見通し、医療従事者の確保策、地域偏在対策等について検討してきた。
医師偏在対策については、医師が勤務地や診療科を自由に選択するという自主性を尊重した対策だけでなく、「保健医療2035」における各構成員の意見、関係団体の提言等を踏まえ、「医学部」「臨床研修」「専門医」「医療計画」「チーム医療」等の事項について検討を深めることとした。
これらの事項について、実施に当たっての課題、法制的な課題、関係者の意見等を踏まえ、年末に向けて具体的に検討を進めて、取りまとめを行うとしている。