2015/06/29

-医療機関向け BCP策定に関する公的情報-

近年、我が国は地震、火山噴火、台風、豪雨、豪雪など、多くの自然災害に見舞われてきました。特定の地域に限らず、全国のあらゆる場所で様々な自然災害が起こり得るため、被害に直面した際に対応できる体制づくりは重要です。
 
医療機関におけるBCPの策定について(東京都)
 
BCPの考え方に基づいた病院災害対応計画 作成の手引き(厚労省)
 
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本レポートでは、主に地震を想定した薬局におけるBCPの必要性や策定のポイントについて、全5回の連載で分かりやすく整理していきたいと思います。今後のBCP策定の一助としてご参考にして頂ければ幸いです。
 
 

【第1回】 薬局におけるBCP策定の現状 −非常時の備えは万全ですか?−

今回は、薬局における策定の現状を確認します。薬局BCPとは「地震発生後、薬局スタッフ・患者を守りながら、如何に早く保険調剤を継続・再開するかの行動計画」と定義することが出来ます。

BCPが浸透しない理由はいくつかあり、主に「BCPの重要性・必要性を感じない」「法律・規則等の要請がない」「BCPを策定したくてもノウハウ・スキルがない」「策定に人手が足りない」等が挙げられます。みなさんの薬局で該当する理由はなんでしょうか?

BCPレポート【第1回】「薬局におけるBCP策定の現状」.pdf

 
 

【第2回】 行動計画は企業の生命線 − BCP策定のポイント(1) −

今回はBCPの構成を確認し、具体的な薬局事例をもとに「被害想定」の考え方や地震発生直後に取るべき行動を整理した「初動計画」に関するポイントを整理していきます。

本シリーズでは、昨今頻発する地震を想定したBCPの構成を前提に解説していますが、我が国では地震に限らず、火山噴火、台風、豪雨、豪雪などの様々な自然災害のリスクがあるため、同様に対応を検討する必要があります。ベースとなる考え方を押さえ、想定される被害に備えていきましょう。

BCPレポート【第2回】「行動計画は企業の生命線 −BCP策定のポイント(1)−」.pdf

 
 

【第3回】 行動計画は企業の生命線 − BCP策定のポイント(2) −

今回は、前回の「初動計画」に続き、残りの「災害対策本部計画」「応急救護所支援計画」「事業継続計画」について、薬局事例をもとに、具体的な対策等を確認していきたいと思います。

BCPの策定は、経営者一人で検討することだけは避けていただきたいと思います。策定には全員の参加が必要です。BCPが不測の事態に機能するのはもちろんですが、作成過程も組織の連帯感を深める上で、非常に重要なことです。

BCPレポート【第3回】「行動計画は企業の生命線 −BCP策定のポイント(2)−」.pdf

 
 

【第4回】 ガイドラインを活用したBCP策定のコツ

今回は、薬局BCP のガイドラインとして唯一公表されている、東京都福祉保健局が作成した「災害時の薬局業務運営の手引き 〜薬局BCP・地域連携の指針〜」を活用したBCP策定のコツを説明します。

現在、薬局BCP 策定のガイドライン、地域連携について詳細を説明しているのはこの手引きしかありません(新型インフルエンザは日薬がサンプル作成済)。東京都以外の道府県では、東京都より被害想定の規模は小さくなりますが、たいへん参考になると思いますので活用してみてください。
 
 

【第5回】 あなたを守る、企業を守るために必要な事

今回は、策定したBCP を定着させるための訓練の方法や年間計画の立案について説明いたします。BCP を定着させるためには、業務改善の手法であるPDCA サイクルを回す必要があります。このサイクルを繰り返すことで自薬局のBCP の完成度は上がっていきます。

ここで重要になるのが、経営者の関わり方です。年間計画立案時も朝礼や定期的な会議でも、経営者自らが率先してBCP 策定に携わっていくことが肝要です。もし、経営者ができなければ専任の担当者を決めて実施するように指示してください。BCP の完成度を上げるためにも、経営者の積極的な働きかけが必要になってきます。

BCPレポート【第5回】「あなたを守る、企業を守るために必要な事」.pdf