OTC類似薬の負担や高額療養費の見直しなど医療保険制度改正法が成立(厚労省)
2026/06/03
厚労省は5月29日、今国会で成立した医療保険制度改正法の概要を公表した。
【OTC類似薬の薬剤給付の見直し】 保険を使って医療用医薬品の処方を受ける場合と保険を使わずOTC医薬品で対応する場合の公平性を踏まえ、日常的な医療に用いる、OTC医薬品でも代替可能な医療用医薬品の保険給付の範囲を見直す。保険給付を必要としている一定数の患者がいるため、OTC類似薬を薬価収載から完全に外さず、保険給付は残しながら自己負担を増やす。現時点では2027年3月からの導入が予定されている。
【高額療養費の年間上限の新設などの見直し】 今回の見直しは単純な負担増ではなく、「月額上限の引き上げ、年間上限の新設、所得区分の細分化、多数回該当は原則維持」という負担増とセーフティネット強化のセットで設計され、応能負担をより反映した仕組みへ移行する。見直し時期は、2026年8月から月額上限の引き上げと年間上限の新設、2027年8月には所得区分の細分化と新区分に応じた上限額が再設定が行われる。

