介護・保険外サービスを利用者に情報提供する際の手引き・ポイント集(厚労省)
2026/05/20
厚労省はこのほど、介護保険最新情報vol.1503において、「保険外サービスを含む多様な地域資源について利用者や家族等に情報提供する際の手引き・ポイント集」の活用を周知した。
ポイント集では、ケアマネジャー・地域包括支援センター職員に期待される役割、保険外サービスの情報収集・整理のポイント、保険外サービスの情報提供の流れとポイント、保険外サービス利用開始後のフォロー・連携のポイントなどが掲載されている。
保険外サービスを含む多様な地域資源について、利用者や家族等に情報提供する際の重要なポイントは、次の3つのプロセス(ニーズの把握、選択肢の提示、利用後のフォロー)に沿って整理されている。
【利用者・家族のニーズ把握と制度の整理】 利用者本人や家族への丁寧な聞き取りを通じて、課題を把握し、介護保険制度内では対応が難しいニーズ(例:家族分の家事、庭木の手入れ、通院同行の院内介助など)を特定する。介護保険で「できること・できないこと」の区別を分かりやすく説明し、なぜ保険外サービスが必要なのかを理解してもらうことが重要である。
【適切な選択肢の提示と意思決定支援】 サービスの種別、料金体系、対応エリアなどを一覧やカタログ形式で整理し、利用者が複数の候補から比較検討できるよう、比較しやすい形での情報提供にする。サービス特性に合わせた助言として、生活支援・配食・移動支援・訪問理美容など、カテゴリーごとのポイントに留意して情報提供を行う。ケアマネジャー等が決めるのではなく、提示された選択肢をもとに利用者や家族が納得して主体的に選択・契約できるよう支援する。
【利用開始後の継続的なフォロー】 サービス提供中の体調急変や事故に備え、事業者との連絡手段や対応方法を事前に取り決める。利用開始後も、満足度や生活状況の変化の定期的な確認、必要に応じてサービスの見直しを提案し、継続的なモニタリングを行う。これらの支援にあたっては、日頃から行政のリストや専門職ネットワークを活用し、多様な情報源から正確で新しい情報を収集・整理しておくことが不可欠である。

