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  • 医薬品経腸栄養剤の適正使用の指針を公表、適切な使用を促す(関係学会)

医薬品経腸栄養剤の適正使用の指針を公表、適切な使用を促す(関係学会)

2026/05/14
栄養療法・在宅医療・高齢者医療の関係学会はこのほど、医薬品経腸栄養剤の適正使用を促進し、臨床現場での混乱を防ぐための指針を、連名で作成して公表した。医薬品経腸栄養剤の適正使用と安全性確保のため、医療従事者は指針の内容を理解し、適切に運用することが求められる。
 
【医薬品経腸栄養剤の対象製品】 イノラス配合経腸用液、エネーボ配合経腸用液、エンシュア・リキッド、エンシュア・H、ツインラインNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用液など。
 
【患者像と適応】 以下の患者に対する症状の詳記が推奨されている。
手術患者:術前の栄養管理は合併症や死亡率の低減に重要。術前は必要な栄養を食事で摂取困難な場合に処方し、症状の詳記を推奨。術後は個々の回復状況により必要性や期間が異なるため、長期にわたる栄養低下や合併症に伴う場合は症状の詳記を行う。
経管栄養患者:造設・挿入・交換の年月日を記載し、他医療機関間で情報共有を推奨。経口摂取と併用する場合も、経管栄養の必要性に応じて記載。
栄養摂取困難な患者:低栄養と診断された患者や、がん患者、嚥下障害患者、特定の疾患や状態により食事だけでは栄養不足となる患者に対し、医薬品経腸栄養剤によるONSを検討。診断根拠や経緯の詳記を推奨。
特定背景患者:重症心不全、短腸症候群、膵炎、糖尿病、水分制限患者、妊婦・授乳婦、小児、高齢者など、特定の疾患や状態により慎重な管理と詳しい記載が必要。
 
【処方後のモニタリング】 栄養ケアは評価、診断、介入、モニタリングの4段階からなる。処方だけでなく、定期的な栄養状態の再評価とアドヒアランスの確認が必要。残薬や服薬状況に応じて、処方内容や服薬タイミングの調整を行う。
 
【特に注意すべき事項】 薬剤の禁忌や相互作用、疾患の悪化リスクを添付文書に基づき理解し、適切な用法・用量を指導。経腸栄養剤の成分や用法用量の厳格な管理が必要な患者には、詳細な記載と管理を推奨。栄養補給が困難な経済的・地域的背景の患者についても、必要性と理由を記載し、適正使用を促す。
 
■関連サイト: https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20260508_01_01.pdf
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