2026年度稼働の標準型電子カルテ、紙カルテ・WebORCAクラウドα版を検証(厚労省)
2026/02/20
厚労省はこのほど、1月31日に開催した標準型電子カルテ検討ワーキンググループの資料を公表した。検討会では、クラウド基盤による医療情報の標準化を目的とし、紙カルテに対応した「標準型電子カルテα版」を検証した。
【紙カルテ対応・レセコンとのWebAPI連携】α版は、クラウド間でのデータ相互運用を前提。日本医師会ORCA管理機構が提供する「WebORCAクラウド版」との連携から開始。α版がWebORCAとAPI連携することで、医師が紙カルテに書いた内容を事務員がレセコンに入力するだけで、そのデータがクラウドに蓄積される。
【WebAPIの活用・データ標準規格】従来のファイル共有方式ではなく、WebAPIを通じて患者情報や診療データをリアルタイムに送受信。情報交換の形式はHL7 FHIRの採用によりシステム間の互換性を確保し、データの正確な伝達を実現する。
【連携による実務の変化】受付会計では、WebORCAで受付の患者情報がカルテに反映、カルテに入力された診療内容が会計データとしてWebORCAへ自動送信され、手動でのデータ転記が不要となる。クラウドネイティブな構成により、院内サーバーの設置・保守コストを抑制し、小規模施設での容易な導入と運用の効率化を実現する。モデル事業では現場の細かい不具合を修正して標準仕様に反映する。
【提供スケジュール】2026年度の稼働に備えて、2025年3月に第1弾機能を提供、レセコン連携を主とした最小限のパッケージ導入から始動。2025年夏に第2弾機能を提供、診察から処方、会計までを一貫してデジタルで完結させる機能を追加。

