LIFEを活用した質の高い介護の更なる推進の概況と効果を確認(厚労省)
2026/02/19
厚労省は2月18日、社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会を開催し、「LIFEの見直し項目及びLIFEを活用した質の高い介護の更なる推進に資する調査研究事業」の概況と効果(調査結果)を確認した。
この事業は、科学的介護情報システム「LIFE(Long-term care Information system For Evidence)」の活用をさらに進め、介護サービスの質の向上を図るために実施された。調査研究を通じて、以下のような具体的な改善と効果が示された。
【入力負担の軽減(評価項目の整理)】重複していた評価項目を統合し、現場の入力事務負担を削減、介護職員が本来のケア業務に割く時間を確保しやすくなった。
【フィードバック機能の高度化】自施設の結果だけでなく、全国平均や同規模施設との比較、時系列での変化を可視化し、自施設の強みや弱みが明確になり、「PDCAサイクル」を回しやすくなる効果があった。
【PDCAサイクルの定着による質の向上】LIFEを活用している施設では、個々の利用者の計画書作成において、客観的なデータに基づいた目標設定が可能に。結果として、リハビリテーションや口腔・栄養管理の質の向上に寄与している。
【新システムへの移行支援】2024年からの「新LIFEシステム」へのスムーズな移行に向けたマニュアル整備や、システムの操作性向上に関する知見が蓄積された。その効果として、介護現場の事務負担を抑えつつ、エビデンス(科学的根拠)に基づいた自律的な改善活動が促進されることが期待されている。

