2026年度診療報酬改定までのつなぎ支援、賃上げ・物価支援の申請開始(厚労省)
2026/02/06
厚労省はこのほど、医療機関等における賃上げ・物価上昇支援事業の概要と実施要綱を公表した。この賃上げ・物価上昇支援事業は、医療機関や薬局・訪看STに対する賃上げ・物価上昇への支援であり、6月に施行される2026年度診療報酬改定までのつなぎ支援と位置付けられる。
支援事業は「賃上げ支援」と「物価支援」の2つがあり、それぞれ「病院」向けと「診療所・薬局等」向けに分かれている。「賃上げ支援」は診療報酬上のベースアップ評価料と連動(既届出先のみならず、新規先はベースアップ評価料の届出を誓約)で設計され、受給した支給金を職員の賃上げ(給与)に反映させ、その結果を後日報告する義務がある。「物価支援」は特段制約なく申請ができる。
各事業の申請は、診療所と薬局は各都道府県が窓口となり、詳細なスケジュールや申請方法は都道府県ごとに案内されるため、各自治体のHP等を確認する必要がある。
病院の申請は、厚労省の申請システムを用いて、5月31日まで申請を受け付ける。3月13日までに申請を受け付けた病院には原則、3月31日までに振り込み、3月14日以降に申請を受け付けた病院は4月1日以降の振り込み予定となっている。
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事業名
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対象
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給付額
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使途・申請(報告)
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1. 病院賃上げ支援事業
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R8.2.1時点でベースアップ評価料の届出
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病床数 × 84,000円
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賃金改善・申請システムで申請(要報告)
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2. 病院物価支援事業
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原則全ての病院
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1.11万/床 + 加算額(救急手術分娩500万〜2億円)
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物価高騰対応・申請システムで申請(報告不要)
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3. 診療所等賃上げ支援事業
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(診療所)R8.3.1時点でベースアップ評価料の届出、R8.6.1時点で改定後のベースアップ評価料の届出を誓約
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無床:1施設あたり 15万円
有床:1床あたり 7.2万円(2床以下は一律15万円) |
賃金改善・都道府県に申請・厚労省へ要報告
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(薬局)R8.6.1時点で改定後のベースアップ評価料の届出を誓約
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1〜5店舗:14.5万円
6〜19店舗: 10.5万円 20店舗以上:7.0万円 |
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4. 診療所等物価支援事業
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診療所
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無床:1施設あたり 17万円
有床:1床あたり 1.2万円(13床以下は一律17万円) |
記載なし
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薬局
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1〜5店舗:8.5万円
6〜19店舗:7.5万円 20店舗以上:5.0万円 |

