医師が過剰な地域での新規開業を制限する外来医師過多区域の具体名(厚労省)
2026/01/23
厚労省は1月16日、社会保障審議会医療部会を開催し、従来の「努力義務」から、法的根拠に基づく「実効性のある規制・支援」へと舵を切る、医師偏在対策の動向を確認した。医師不足が深刻な109区域を「重点医師偏在対策支援区域」に指定。予算を集中投下し、医師確保を強力に支援する。そして「病院管理者の要件強化」として、医師少数区域での勤務経験(1年以上)を、公的病院等の管理者になるための必須条件とする。医師少数区域で働く医師への手当増額や、診療報酬(地域別単価の検討など)による経済的インセンティブを設ける。
さらには、開業ルールの厳格化を「外来医師過多区域」に適用し、医師が過剰な地域での新規開業に対し、不足する医療への貢献(夜間救急や往診など)を強く求める。具体的には、東京都は区中央部、区東部、区西部、区南部、区北西部、大阪府は大阪市、北河内、中河内、堺市、京都府は京都中部、乙訓、山城北、福岡県は福岡、久留米、兵庫県は神戸、阪神南などが該当する。これらの区域で新たに診療所を開設する場合、2026年4月以降は「6か月前の事前届出」や「地域医療への貢献要請」が適用され、従わない場合は保険医療機関の指定期間短縮「3年以内」などのペナルティが課される。

