2027年1月開始に向けて、電子カルテ情報共有サービスの改善点を確認(厚労省)
2025/12/24
厚労省は12月24日、健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループを開催し、2027年1月頃の全国運用開始を目指す、電子カルテ情報共有サービスに関する検討事項について審議した。
退院時サマリーの送付方法の改善として、これまでは「診療情報提供書に添付して送付する」仕様だったが、診療情報提供書と別のタイミングでも送付できるようにする。また、作業負担の軽減として、医療従事者が手動で新規の提供書を作成する手間を省き、システム側での自動対応を標準化する。
検査情報・感染症情報の単位の取扱いは、単位の統一が求められていたが、当分の間、検査結果の単位は各医療機関が現在使用している単位のままでの登録を可能とした。患者がマイナポータルで閲覧する際の分かりやすさを考慮し、将来的な単位のあり方は並行して検討を続ける。

