2026年度診療報酬改定の基本方針を決定、重点課題は物価・賃金への対応(厚労省)
2025/12/09
厚労省は12月9日、社会保障審議会医療保険部会と医療部会として、2026年度診療報酬改定の基本方針を決定した。分野別には、以下の方向性が示された。
▼入院医療
新たな地域医療構想に基づき、医療機関の機能に着目した分化・連携・集約化を図る。患者の状態及び必要とされる医療機能に応じた入院医療の評価を推進。
▼外来医療
かかりつけ医機能、かかりつけ歯科医機能、かかりつけ薬剤師機能の評価を推進。大病院と地域のかかりつけ医機能を担う医療機関との連携による外来患者の逆紹介の推進。
▼在宅医療
地域において重症患者の訪問診療や在宅看取り等を積極的に担う医療機関・薬局の評価を推進。在宅療養患者の後方支援機能(緊急入院等)を担う医療機関の評価を推進。
▼調剤報酬
地域の医薬品供給拠点としての薬局に求められる機能に応じた適切な評価、薬局・薬剤師業務の対人業務の充実化を推進。

