賃上げその1、評価に関わる簡素化と精度低下のトレードオフの関係が焦点(厚労省)
2025/12/05
厚労省は12月5日、中医協総会を開催し、2026年度診療報酬改定に向けて、個別事項12~14、賃上げその1について審議した。
賃上げその1では、医療提供体制の維持と、そこで働く職員の処遇改善という二つの重要な目標を達成するために、制度設計のテコ入れが検討された。
賃上げの実態をどの程度、どのような指標(例:賃金総額、平均給与額、職種別賃金)を用いた評価体系にするか、既存の評価料(看護職員処遇改善評価料やベースアップ評価料)を継続する場合、事務手続きを簡素化・軽減しようとすると、個別の賃上げ努力や実態をきめ細かく評価することが難しくなり、評価の公平性・精度が低下するトレードオフの関係をどう解決するか、評価のあり方と継続的な評価方法が論点となっている。

