2026年度予算の編成等に関する建議、メリハリをつけた改革の必要性を強調(財政審)
2025/12/02
財務省の財政制度等審議会は12月2日、2026年度予算編成に向けて、予算編成の建議を財務大臣に提出した。
建議では、医療政策や診療報酬改定に関して、医療機関の経済・物価動向への対応と保険料負担の抑制を両立させるため、メリハリをつけた改革の必要性を強く打ち出した。診療報酬改定の方針として、診療報酬の改定財源について、病院への重点的な支援を行う一方で、診療所・薬局の報酬は適正化を図るべきだと提言した。
診療所に関わる外来医療の改革では、かかりつけ医機能報告制度の診療報酬上の評価との連動をはじめ、複雑化したかかりつけ医機能に関わる各報酬項目を大胆に統廃合した上で抜本的な見直しを行い、地域の患者を「治し、支える」役割を的確かつ包括的に評価する報酬体系とするよう求めた。

