医師の働き方改革はタスクシフトやICT活用のインセンティブが不可欠(厚労省)
2025/11/20
厚労省は11月19日中医協総会を開催し、2026年度診療報酬改定に向けて、入院医療その6と個別事項その8について審議した。
入院医療その6では、医師の働き方改革について、スローガンではなく義務のステージに移り変わる中で、医師の負担を減らすために、特定看護師、薬剤師、事務職員へのタスク・シェア/シフト、ICTの活用を実践することが、加算等のインセンティブを通じて事実上の必須要件となる点を確認した。
個別事項その8では、入院医療に関わる事項について、医療資源の集約化・機能分化が進む中、ハイリスクな患者への対応(周産期・小児・救急・感染症・災害)に対する体制強化と、その負担に見合った適切な評価・インセンティブの付与、および医療安全・医療DXを推進するための基盤整備が必要である点を確認した。

