有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方、検討会とりまとめ(厚労省)
2025/11/05
厚労省は11月5日、有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会とりまとめを公表した。具体的な対応の方向性(政策的・制度的な提言)として、以下が整理された。
- 一定の有料老人ホームについて、入居者保護・安全性確保の観点から「登録制」や法令上の基準整備を検討する。
- 入居契約書や事業計画書への「入居対象者の要介護度・医療ニーズ・認知症・看取り対応可否」の明記と、公表の義務化。
- 職員配置基準、夜間・緊急対応、設備基準、虐待・事故防止、看取りなどの仕組み・研修・責任体制を強化。
- 介護・医療との連携体制を明確化し、高齢者住まいにおけるケアプラン・医療連携・地域会議への参加促進。
- 入居者紹介事業における手数料の適正化、紹介契約の透明化、自治体による実態把握・公表の仕組み整備。
- 地域の実情を反映するため、自治体の支援・監督体制を強化し、地域ごとの高齢者住まい・サービス体制の見直し。

