ケアマネジャーの更新制の廃止も含めて研修の在り方を見直す方向性(厚労省)
	2025/10/29
厚労省は10月27日、社会保障審議会介護保険部会を開催し、2027年度介護保険制度改正に向けた審議を行った。
制度改正では、給付と負担のあり方の見直し、介護人材の確保と生産性向上、地域包括ケアシステムの深化・推進が論点になっている。介護業界の喫緊の課題である経営改善と人材確保を解決するため、協働化・大規模化とテクノロジー導入が連携して推進されている。これらの取り組みは、事業所の生産性向上を目的とし、結果として職員の負担軽減、人材定着、ケアの質の確保、経営の安定化につながることが期待されている。
ケアマネジャーの更新制については、現場で従事するケアマネジャーの人数が減少している一方で、利用者の多様化・複雑化により、求められる能力や役割が増加している点を踏まえ、ケアマネジャーの負担軽減を図り、人材確保に繋げる観点から、更新制の廃止も含めて研修の在り方を抜本的に見直す方向性を確認した。

