2026年度改定に向けて、外来医療その2、個別事項その1について審議(厚労省)
2025/10/20
厚労省は10月17日、中医協総会を開催し、2026年度診療報酬改定に向けて、外来医療その2、個別事項その1について審議した。
外来医療その2では、かかりつけ医機能を中心とした、外来医療全般の診療報酬上の評価、生活習慣病に係る評価、データ提出の評価、外来機能の分化の推進について検討した。かかりつけ医機能に対する診療報酬上の評価は、かかりつけ医機能報告制度と整合する方向で調整が進められている。
個別事項その1では、後発医薬品の使用促進策として、長期収載品の選定療養などが奏功して使用割合が9割を超え、一定の成果が出たため、現行の加算制度の廃止と減算の強化が検討された。バイオシミラーの使用拡大に向けては、2029年度末までに80%超の成分を全体の60%以上に拡大する目標に引き続き推進していく点を確認した。ポリファーマシー対策の評価では、減薬に対する評価のみならず、質の評価としてアウトカム指標の活用が検討された。