介護給付費が過去最高の11兆円超、中等度の伸びが全体の上昇を牽引(厚労省)
2025/10/08
厚労省はこのほど、2024年度 介護給付費等実態統計の概況を公表した。
2024年度の費用額累計は過去最高の11兆9,381億円となり、前年度と比較すると4,242億円(3.7%)増加した。介護サービス全体の受給者数は増加傾向にあり、サービス受給者総数は約479万5,000人(前年同月比1.8%増)、特に要介護1から3の中等度にあたる層の受給者数の伸びが全体の上昇を牽引した。
対前年度比で増加したサービス(年間累計受給者数)は多い順に、介護医療院サービス11.6%増、定期巡回・随時対応型訪問介護看護10.6%増、複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護・短期利用以外)8.6%増、居宅療養管理指導7.9%増、訪問看護6.6%増となっていた。