病床転換助成事業を継続、対象を一般病床にも拡大、補助単価を引き上げ(厚労省)
2025/10/06
厚労省は10月2日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、2025年度末に期限を迎える病床転換助成事業の2026年度以降の継続と見直しを了承した。
新たな地域医療構想(2027年度開始)や第9次医療計画(2030年度開始)の動向を踏まえ、介護保険施設等への転換を支援する病床転換助成事業は新たに2030年3月末(2029年度末)までと設定された。一般病床から介護医療院などへの転換ニーズを考慮して、これまでの療養病床が中心から、一般病床すべてを対象に加えることを確認した。
さらに、2008年度の事業開始以来変更されていなかった補助単価は、工事費の上昇などを踏まえ、1床あたり補助単価を改修120万円、創設240万円、改築300万円に大幅に引き上げる方向で調整されている。