2026年度調剤報酬改定、薬局の医薬品供給拠点と対人業務の評価が論点(厚労省)
2025/09/11
厚労省は9月10日、中医協総会を開催し、2026年度診療報酬改定に向けて調剤その1について審議した。
薬局ビジョンの実現に向けて、近年の調剤報酬改定を契機に、調剤中心であった業務が患者一人ひとりに寄り添う対人業務への移行が顕著になってきた。また、服薬後のフォローアップや残薬解消、他の医療機関との連携を評価する加算の算定も増加傾向にあり、薬剤師の専門性は多角的に評価され、地域の医療を支える重要な担い手へと進化してきた。
2026年度調剤報酬改定に向けた課題として、「地域の医薬品供給拠点」としての薬局の機能強化の評価(調剤基本料や地域支援体制加算など、薬局のインフラや体制の評価)と、薬学管理料の評価に関わる「対人業務の評価の拡充」が論点となっている。