2024年度調剤医療費の動向を公表、診療所の診療科別処方箋単価(厚労省)
2025/09/04
厚労省はこのほど、2024年度調剤医療費の動向を公表した。2024年度の調剤医療費は8兆4,008億円、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,387円(技術料2,594円、薬剤料6,760円、特定保健医療材料18円)となった。
処方箋単価は施設区分により大きく変動し、病院全体19,773円(大学病院41,576円、200床未満11,484円など)、診療所全体6,876円、診療科別では、内科8,455円、小児科4,391円、外科7,604円、整形外科5,217円、皮膚科5,775円、産婦人科7,211円、眼科3,720円、耳鼻咽喉科4,521円となっていた。
調剤医療費の全体的な特徴としては、コロナ禍前と比較して、医療費および処方箋枚数の伸びがやや大きくなった一方で、処方箋1枚当たり医療費の伸びはコロナ禍後にやや小さくなった。処方箋1枚当たり医療費の伸びの鈍化は後発医薬品の使用促進が影響していると考えられる。