緊急避妊薬のスイッチOTC化を承認、薬剤師の面前服用などを義務付け(厚労省)
2025/09/02
厚労省は8月29日、薬事審議会 要指導・一般用医薬品部会を開催し、これまでの調査研究の結果や議論を踏まえ、緊急避妊薬のスイッチOTC化を承認した。
レボノルゲストレル錠は「特定要指導医薬品」として指定し、「性交後72時間以内に本剤1錠を薬剤師から受け取り、その場で服用する」という用法・用量が設定される。薬剤師が購入希望者と直接対面し、説明を行った上で「薬剤師の面前での服用」を義務付け、一定の条件を満たす薬局限定の販売とする。
年齢制限や保護者の同意は設定せず、緊急避妊薬の必要とする人へのアクセス向上と、安全かつ適正な使用の両立を図ることを優先した。