薬局認定制度の再編、地域連携薬局と健康増進支援薬局の役割分担を整理(厚労省)
2025/09/02
厚労省は8月29日、薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会の「これまでの議論のまとめ」を公表した。
在宅に特化した「地域連携薬局」とセルフメディケーションに特化した「健康増進支援薬局」の認定制度に再編することで、地域医療における薬局の役割と機能をより明確にして機能を強化する。これにより、患者や地域住民、そして他の医療関係者が、目的に応じて薬局を選び、連携しやすくなることが期待されている。
新しい制度では機能の階層化により、すべての薬局が担うべき(多くの薬局がすでに有している)基本的な「個々の薬局に必要な機能」と、認定薬局が担うべき高度で専門的な「地域・拠点で確保すべき機能」に整理する。「個々の薬局に必要な機能」は実績まで求めることはせず、「地域・拠点で確保すべき機能」は質の高さを担保するため、必要に応じて具体的な実績を求めて厳しい基準を設ける。