全国医療情報プラットフォームの介護情報基盤の全容、ポータルサイト公開(厚労省)
2025/08/20
厚労省および国保中央会はこのほど、全国医療情報プラットフォームの一翼を成す介護情報基盤に関わるポータルサイトを公開した。介護情報基盤は、介護に関する情報を集約し、介護とその連携に関わる利用者・市町村・介護事業所・医療機関を支えるための仕組みである。
2026年4月1日以降、介護情報基盤を通じた情報共有が開始となる。一斉開始ではなく、介護情報基盤の標準化対応が完了した市区町村から順次開始となる。2028年4月1日に全ての市区町村において、現行の介護保険システムから介護情報基盤へのデータ移行を含めて完了し、介護情報基盤の活用を開始する。
介護情報基盤にアクセスし、利用者の介護情報を閲覧する際に主要な窓口となるのが「介護保険資格確認等WEBサービス(介護WEBサービス)」であり、介護保険証情報、要介護認定情報、ケアプラン情報、LIFE情報など、様々な介護関連情報にアクセスできるようになる。これにより、市区町村への電話での問い合わせや、紙での情報提供依頼・受け取りが不要となり、業務の効率化が図られる。