2025年8月からの多床室利用者への室料負担に関する情報を周知(厚労省)
2025/06/30
厚労省はこのほど、介護保険最新情報vol.1397において、2025年8月からの多床室利用者への室料負担に関する情報を周知した。
この制度変更では、より公平で持続可能な介護保険制度の構築のため、住居環境に応じた負担をより適正にする観点から、所得が一定以上の多床室利用者に対して居住費の負担を求める。
これにより、対象施設では対象利用者への説明はもちろんのこと、変更に伴う事務・制度対応の負担が増える点に留意しなければならない。
▶対象施設(多床室):「その他型」「療養型」介護老人保健施設(※「加算型」「基本型」以外)、「Ⅱ型」介護医療院
▶対象者(所得):中〜高所得者(第4段階以上)居住費が日額260円、月額約8,000円増加(※低所得者(第1〜第3段階)は加算による居住費引き上げがあっても、補足給付(公的支援)で差額が補填されるため、実質負担の増加はなし)