2026年度改定に向けた医療提供体制見直しの必要性、その方向性を確認(厚労省)
2025/06/26
厚労省は6月25日、中医協総会を開催し、医療提供体制における課題を整理した。我が国の人口動態の変化や医療需要の変化、医療提供体制の現状と課題を踏まえ、その課題を改善していくための診療報酬改定の見直しの方向性を確認した。
▶患者の高齢化への対応:治し、支える医療の実現、在宅医療・訪問看護の推進
▶生産年齢人口の減少への対応:医療DXの推進、タスク・シフト/シェアの推進
▶急性期機能の維持・確保:病床稼働率の低下への対応、新たな地域医療構想の策定や医療機関機能報告制度の創設、病床機能再編支援事業の活用
▶特に医療資源が少ない地方部の課題:地域特性に応じた医師偏在対策、オンライン診療の活用、かかりつけ医機能の制度整備(かかりつけ医機能報告の創設)
▶薬局・薬剤師の方向性:地域偏在の是正、薬局機能、在宅医療の役割強化