骨太方針2025など国家戦略の3つの柱を確認、医療療養病床の転換実績(厚労省)
2025/06/23
厚労省は6月19日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、骨太方針2025などの国家戦略の方向性や病床転換助成事業の実績などを確認した。
骨太方針2025などの国家戦略は、持続可能な経済成長と社会保障制度を実現するための構造改革として、「①物価上昇を上回る賃金上昇の実現と、医療・介護・保育・福祉における処遇改善の推進」「②医療・介護分野におけるDXの強力な推進」「③全世代型社会保障の構築と持続可能性の確保」の3つを柱としている。
「新たな地域医療構想に向けた病床削減」の実施に向けて、これまでの医療療養病床を介護医療院や介護施設等へ転換することを支援する「病床転換助成事業」の経緯や実績を確認した。転換実績は2008年度から2024年度までに、合計7,465床の医療療養病床の転換に活用され、主要な転換先は介護医療院(46.3%)と介護老人保健施設(42.4%)となっていた。