有料老人ホームの現状と課題を整理、ケアプランの質の担保などが課題に(厚労省)
2025/05/01
厚労省は4月28日、有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会を開催し、有料老人ホームの現状と課題を確認した。
有料老人ホームに入居する利用者のケアプランが、入居者の生活の質を左右する重要な要素であるため、住宅型有料老人ホームにおけるケアプランの位置づけ、多職種連携におけるケアプランの活用、ケアプランの質を担保するための仕組み等が課題となっている。また、介護保険サービスの特定施設と生活支援サービスを中心としたサービス提供を行う住宅型有料老人ホームとの違いを利用者が認識し、利用者が自身のニーズに合った施設を選択できるよう、情報提供のあり方、介護サービスの内容や費用に関する透明性の確保も論点となっている。
この他、多様化する有料老人ホームの経営・運営主体やサービスの提供形態を踏まえ、不適切な事業運営があった場合の規制や指導監督、違反事案の発生時の迅速な対応のために、どのような体制構築が必要となるか等が課題となっている。