近未来健康活躍社会戦略の実現に向け、第3期健康・医療戦略を閣議決定(厚労省)
2025/02/25
政府は2月18日、健康・医療戦略推進本部を開催し、2025年度から2029年度までを対象期間とする第3期健康・医療戦略を閣議決定した。
第3期健康・医療戦略は、「近未来健康活躍社会戦略」の一翼を成し、国民が健康な生活及び長寿を享受することのできる社会(健康長寿社会)を形成するため、政府が講ずべき①医療分野の研究開発に関する施策、②健康長寿社会に資する新産業創出等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するべく策定された計画と位置付けられる。①による世界最高水準の医療の提供や、②による産業の活性化により、社会課題を解決し、経済成長に結びつけることを目的としている。
具体的な施策は、①医薬品、②医療機器・ヘルスケア、③再生・細胞医療・遺伝子治療、④感染症、⑤データ利活用・ライフコース、⑥シーズ開発・基礎研究、⑦橋渡し・臨床加速化、⑧イノベーション・エコシステムー8つの統合プロジェクトにおいて構成されている。医療DXの推進(全国医療情報プラットフォームの創設等)は、世界最先端の研究開発のためのデータ利活用として期待されている。