標準型電子カルテα版は紙カルテ併用可、WebORCAクラウド版で連携試行(厚労省)
2025/02/03
厚労省は1月31日、標準型電子カルテ検討ワーキンググループを開催し、3月に試行が予定される標準型電子カルテα版のコンセプトや実装機能等を確認した。
標準型電子カルテは、切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供を実現するため、電子カルテ情報共有サービスを始めとした「医療DXのシステム群(全国医療情報プラットフォーム)につながり情報の共有が可能な電子カルテ」、併せて、医療機関等の業務効率化を実現するため、「民間サービス(システム)との組み合わせが可能な電子カルテ」の構築を目指している。
標準型電子カルテα版を用いたモデル事業では、「医科の無床診療所向け」「診療科によらない共通の診療行為」を検証するため、機能面では「一般的な電子カルテ」に加え、入力の手間をできる限り省いた「紙カルテとの併用」を想定した2パターンに対応する。
シームレスな連携に対応するWebAPI連携では、クラウド型レセコンは「WebORCAクラウド版」に対応し、外注検査システム間は「医療データ交換における標準規格(JAHIS臨床検査データ交換規約)」を採用して試行する。