医師資格証とデジタル資格者証の相違点を踏まえた両者の役割を整理(日医レポート)
2024/09/12
日本医師会はこのほど、日医総研リサーチレポートNo.139として、「医師資格証(HPKI)とデジタル資格者証について~共通点と相違点を踏まえた両者の役割~」を整理した。
デジタル庁が「国家資格のオンライン・デジタル化」を開始して、マイナポータルを通じた手続きがオンラインで可能となり、「医師」は2024年11月、「保険医」は2025年1月以降の開始が予定されている。この提供機能の1つに、スマートホンなどで表示することができる「デジタル資格者証」がある。
「医師資格証」と「デジタル資格者証」は、医師資格を提示する点は共通であるが、「医師資格証」は電子署名(HPKI)ができ、「デジタル資格者証」ではできず、その役割や機能は異なる。
医療DXの活用は「デジタル資格者証」では医療データの真正性担保などの信頼性の確保はできず、「デジタル資格者証」が「医師資格証」に代替することはないなど、違いを十分に認識の上、両者の関係性を正確に理解して、混同や誤解しないようにして利用しなくてはならないとした。