新しい認知症観の国民理解を重点目標に、認知症施策推進基本計画案を了承(政府)
2024/09/04
政府は9月2日、認知症施策推進関係者会議を開催し、認知症施策推進基本計画案を大筋で了承した。
基本計画は、共生と予防を両輪とした認知症施策推進大綱(2019年策定)に比べ、共生社会の実現により重点が置かれた。「新しい認知症観」とは、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも、一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望をもって自分らしく暮らし続けることができるという考え方である。国民一人一人が「新しい認知症観」に立ち、日常生活及び社会生活を営むことができる共生社会を創りあげていくことを目指している。