厚労省は8月26日、厚生労働省国際保健ビジョンを公表した。

 

国際保健の課題として、感染症対応や医薬品の開発、医療人材の育成・確保等、国内外の問題が密接に関連する中、厚労省が国際保健に積極的に関与することは、国際社会への還元とともに、国内の課題解決にもつながるものであるとしての国際保健への取組方針及び具体策をビジョンとして取りまとめた。

具体的な取組として「UHCナレッジハブの創設」「創薬基盤強化の国際戦略」「インド太平洋健康戦略の構築」「経済安全保障としての医薬品の安定供給確保戦略」などが掲げられた。

 

こうした国際戦略では、国際貢献と同時に海外市場の活力を日本経済に取り込み、産業政策の観点も盛り込むことで、保健医療・介護分野の更なるイノベーション等に繋げていくことができ、「近未来健康活躍社会戦略」に密接に関与している。