厚労省は5月24日、かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会を開催し、かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けた各論の検討状況を確認した。

2025年4月施行の「かかりつけ医機能報告制度」の具体案として、「対象医療機関」や「報告内容」、「文書を提供した患者への説明」、「かかりつけ医機能を発揮するための基盤整備や支援」などの詳細を検討した。

 

「対象医療機関」と「報告内容」の選定では、「1号機能＝継続的な医療を要する者に対する発生頻度が高い疾患に係る診療その他の日常的な診療を総合的かつ継続的に行う機能」と「2号機能＝時間外の診療、入退院時の支援、在宅医療の提供、介護サービス等と連携した医療提供に係る機能」を精査していく。

「患者説明」では患者サマリーの活用、情報共有の基盤整備の一環で「全国医療情報プラットフォーム」を推進していく。