2040年に向けて、治し支える医療へ転換、かかりつけ医機能の制度整備(厚労省)
2024/04/15
厚労省は4月12日、かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会を開催し、2040年頃までを視野に入れた今後の人口動態・医療需要等を踏まえた地域で必要とされる主な医療機能・地域の医療提供体制のイメージ(たたき台案)をもとに、制度の施行に向けた論点について審議した。
地域によって大きく異なる人口構造の変化に対応して、「治す医療」から「治し、支える医療」を実現していくためには、これまでの地域医療構想や地域包括ケアの取組に加え、かかりつけ医機能が発揮される制度整備を進める必要がある。
かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けて、慢性疾患を有する高齢者の増加や生産年齢人口の減少が加速していく2040年頃までを視野に入れて、今後の人口動態・医療需要等を踏まえ、地域で必要とされる主な医療機能・地域の医療提供体制について、地域での連携も含め、検討を進めていく。
次回以降、施行に向けて省令やガイドライン等で定める必要がある事項、かかりつけ医機能が発揮されるための基盤整備、国の支援のあり方などの審議を重ねていく。