オンライン診療の適切な実施に関する指針に関するQ&A改訂版を公表(厚労省)
2024/04/02
厚労省は4月1日、オンライン診療の適切な実施に関する指針に関するQ&Aの改訂版を公表した。
初診からオンライン診療を行う場合は、麻薬及び向精神薬を希望する患者が症状や服薬歴等について虚偽の申告を行う可能性がある。また、医師が得られる情報が限られた時間の音声や映像に限定される状況で、患者のなりすましや虚偽の申告による薬剤の濫用・転売のリスクを十分に抑制することが困難と考えられるため、申告に誤りがないとの前提で処方を行うことは適切ではないとした。
加えて、初診をオンライン診療において実施し、2度目以降の診療(再診)も引き続きオンライン診療で実施した患者に対し、麻薬及び向精神薬の処方を行う場合、初診と同等に取扱うことが妥当であるとして、対面診療のない場合における麻薬及び向精神薬の処方の禁止を徹底した。