2050年に総人口は1億468万人まで減少、東京への一極集中は深刻化(人問研)
2023/12/25
国立社会保障・人口問題研究所は12月22日、「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」をまとめて公表した。この推計は、将来の人口を都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、2020年の国勢調査を基に、2050年までの5年ごと30年間の男女・5歳階級別に推計された統計である。
推計によれば、2050年に日本の総人口は1億468万人まで減少し、東京都を除く46道府県で2020年人口を下回るとした。都道府県別の将来推計人口は、11県では2020年と比較して2050年の総人口が 30%以上減少するほか、25道県では2050年に65歳以上人口割合が40%を超える。地方では人口減少と高齢化が同時に進行する中で、東京への一極集中は深刻化していくと見込まれている。