医療DXに対応した書面要件と書面掲示のデジタル化、施設基準報告は8/1(厚労省)
2023/12/08
厚労省は12月8日、2024年度診療報酬改定において入院時の食費負担を1食460円から490円に30円引き上げることで了承した。
2024年度改定に向けた審議では、「医療DXその4」において、診療報酬改定DXにより施行時期を6月1日に後ろ倒しするのに伴い、施設基準の届出状況等の報告を7月1日から1ヵ月後ろ倒しして8月1日時点の報告に改める点、書面要件と書面掲示のデジタル化について検討した。個別事項その13では明細書発行の義務化や施設基準の届出、添付書類提出の一部省略化など、医療DXの推進策に対応していくことを確認した。
個別事項その12では「人生の最終段階における医療・ケア」について、外来と入院における意思決定支援、ACPの情報共有にICT等を用いることや診療情報提供料Ⅰの様式見直しが論点に挙げられた。
個別事項その14では「生活習慣病に対する疾病管理」について、電子カルテ情報共有サービスの導入を見据えた生活習慣病管理料の療養計画書の簡素化とかかりつけ医機能に係る患者への文書交付、生活習慣病の疾病管理におけるリフィル処方箋の活用、外来データ提出加算の評価、多職種連携・医科歯科連携に係る要件追加、慢性腎臓病に係る対応では非糖尿病の場合の透析予防の取組や発症早期の介入に対する評価が検討された。
「処遇改善(その2)」は分科会において必要な分析を行い、検討を進めることを確認した。