アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を承認、90日以内に薬価収載を(厚労省)
2023/09/26
厚労省は9月25日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、日本における「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制」の効能・効果で薬事承認した。
厚労省は大臣会見で、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、日本企業によるイノベーションの成果であると評価した。アルツハイマー病の原因に働きかけて病気の進行自体を抑制する薬としては、国内で初めて承認される医薬品であり、アルツハイマー病の新しい治療法を提供するものとして期待されるとした。
中医協における薬価収載の検討は、現行ルールに則り、高額医薬品ルールやイノベーションの評価、保険財政への影響等を踏まえ、薬事承認から90日以内(12月24日まで)に薬価収載を行うよう議論を進めていく。米国(FDA)では2023年7月6日に承認され、価格は26,500ドル/年(366万円/年)となっている。